【アイルランドT 2025】極限の上がり勝負に対応できる末脚の有無
現役記者【マンダケンタ】
オッス、マンダケンタだ。
毎日王冠&京都大賞典の翌週に秋華賞がないと違和感がハンパないが、4回東京&3回京都開催が4週から5週に拡大された影響で、今回のような日程になっている。
春と同様に、前哨戦から本番までのレース間隔が1週増えて、紫苑S組とセントライト記念組は中4週から5週、ローズS組と神戸新聞杯組は中3週から4週に変わっている。
現場で話を聞いていても「中1週は仕上げやすいけど、中2,3週となると一旦緩めないといけないから調整が難しい。スタッフの腕が問われるよ」なんて意見が出るくらいだから、各組の臨戦過程は見ものだな。
さて、当欄の注目レースは、3日間開催の中日に行われるアイルランドトロフィー。第1回だからと身構えなくても大丈夫。施行時期や条件は前年までのアイルランドトロフィー府中牝馬Sと全く同じだからな。
それじゃあ、前半はUトラに任せよう。
確定枠順表 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
| 1 | アドマイヤマツリ | 牝4 | 55 | 武豊 |
| 2 | アンゴラブラック | 牝4 | 55 | 戸崎 |
| 3 | キャットファイト | 牝4 | 55 | 大野 |
| 4 | フィールシンパシー | 牝6 | 55 | 横山琉 |
| 5 | リラボニート | 牝4 | 55 | 横山武 |
| 6 | セフィロ | 牝5 | 55 | 横山和 |
| 7 | カナテープ | 牝6 | 55 | 佐々木大 |
| 8 | ボンドガール | 牝4 | 55 | ルメール |
| 9 | ピースオブザライフ | 牝5 | 55 | 菊沢 |
| 10 | ライラック | 牝6 | 55 | 石川裕 |
| 11 | セキトバイースト | 牝4 | 55 | 浜中 |
| 12 | ドゥアイズ | 牝5 | 55 | 三浦 |
| 13 | サフィラ | 牝4 | 56 | 松山 |
| 14 | ホウオウラスカーズ | 牝7 | 55 | 木幡巧 |
| 15 | ラヴァンダ | 牝4 | 55 | 岩田望 |
| 16 | アンリーロード | 牝5 | 55 | 荻野極 |
東京Uトラックマン
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3歳未勝利
◎センジュコスモス6人気
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広い東京コースが激走を演出
Uトラックマン
牝馬限定重賞で最も多く組まれている芝1800m戦の中でも、特に「上がり勝負」の性質が濃いことは覚えておきたいね。
上がり上位馬の成績(過去5年) |
||||
|---|---|---|---|---|
| 上がり3F | 全成績 | 複勝率 | 複回収率 | |
| 1位 | 4-1-0-1/6 | 83.3% | 326% | |
| 2位 | 0-1-1-2/4 | 50.0% | 177% | |
| 3位 | 0-2-2-3/7 | 57.1% | 205% | |
| 4以下 | 1-1-2-47/51 | 7.8% | 22% | |
▼上がり1位の好走馬(過去5年) |
||||
|---|---|---|---|---|
| 20年①着サラキア(7人気) | ||||
| →19年②着エプソムCで上がり33秒0 | ||||
| 21年①着シャドウディーヴァ(4人気) |
|---|
| →20年②着東京新聞杯で上がり33秒3 |
| 22年①着イズジョーノキセキ(12人気) |
|---|
| →20年④着チューリップ賞で上がり33秒1 |
| 24年①着ブレイディヴェーグ(2人気) |
|---|
| →23年②着ローズSで上がり32秒9 |
| 24年②着シンティレーション(10人気) |
|---|
| →24年①着新潟日報賞で上がり33秒3 |
Uトラックマン
このレースは、東京の長い直線勝負(525.9m)を見越して、中盤で一旦流れが緩んでからのヨーイドンが定番。道中は馬群が密集した状態で進み、直線で大きく横に広がっての末脚比べとなる。
純粋な末脚性能で優っている馬が有利であることは間違いないが、上記の一覧を見ても分かるように、上がり最速好走馬のほとんどが伏兵馬。
このカラクリは、強烈な末脚を持っているにもかかわらず、小回りコースや多頭数で揉まれて不完全燃焼だった馬が、広いコースでノビノビと走って大駆けしているからだ。
高齢馬は圧倒的に不利
Uトラックマン
このレースの伝統的とも言える傾向に挙げられるのが「年齢」だな。
今年のメンバーも、これで一気にふるいにかけられることになる。
年齢別成績(過去5年) |
||||
|---|---|---|---|---|
| 年齢 | 全成績 | 勝率 | 複勝率 | |
| 4歳 | 5-5-7-41/58 | 8.6% | 29.3% | |
| 5歳 | 5-4-2-50/61 | 8.2% | 18.0% | |
| 6歳 | 0-1-1-14/16 | 0.0% | 12.5% | |
| 7歳 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | |
Uトラックマン
基本的に、競走馬は大きい筋肉の方が衰えるのが速い。すなわち、スピード能力が問われるコース、レースになればなるほど若い馬が有利になる。
これらの傾向を取り入れた事前注目馬は、木曜(16時頃)に公開させてもらう。
Uトラの気になる馬は・・・
Uトラックマンの
事前注目馬
ラヴァンダ
3勝クラスを勝ち上がるのに時間を要したが、戦ってきた相手はどれも重賞級で悲観することはない。
その間に2度の重賞挑戦で③③着。スローペースからの末脚勝負となった阪神牝馬Sでは、メンバー最速となる上がり3F32秒7を繰り出してハナ、ハナ差の③着。②着アルジーヌは後にヴィクトリアM④着、クイーンS①着なのだから評価に値する。
同様の展開となった前走で久々の勝利を挙げたように、現時点では展開の助けが必要だが、ハマれば強いし、今回のアイルランドTは理想的な展開になりやすい傾向の一戦。横一列のヨーイドンになった時はこの馬の出番だろう。
久々の前走は陣営の「まだ少し体に余裕がある」という言葉どおり4キロ増で自己最高体重。ひと叩きして中3週、得意の東京で注目したい。
マンダケンタ
忙しいところ、お疲れさん!
じゃあ俺からも面白そうな馬を2頭。関係者からの情報を踏まえたアイルランドTの注目穴候補は「土曜日」に当ページで公開予定だ。
気づけば、競馬記者としてデビューして早ウン十年。暴露王が提携している凄腕トラックマン連中(現役記者)の中でも、俺以上に足で情報を聞き込んでいるヤツはいないと自負している。
立場上本名を明かすわけにはいかないので万券にちなんで"万田券太"ってことでよろしく。まぁ普段の現場でも「ケン」「ケンさん」「ケンちゃん」ってな感じで呼ばれてることだし、案外悪くない名前だろ?それじゃ、今週もとっておきの穴情報で重賞万券~!