
【府中牝馬S 2025】斤量の増減が目立つハンデ重賞ならではの激走パターン!

現役記者【マンダケンタ】
オッス、マンダケンタだ。
今週は東西で新たな条件の重賞が組まれている。
「毎年この週にはこの重賞」みたいな伝統も大事だが、こういう変化も新鮮味があってワクワクするよな。
ただし、過去のデータがないと競馬ファンは頭を悩ませることになるだろう。東京芝は今週だけDコース使用だしな。
その点、“関係者の本音”をいつでも簡単に聞き出すことができる俺たち暴露トラマンには、細かな変化にもキッチリ対応できる大アドバンテージがある。
この重賞を使うと決めた思惑や連日30度を超える環境での馬の様子はもちろん、一般の競馬ファンにはなかなか辿り着けない"本当のところ”もしっかり反映させていくぞ。
確定枠順表 | ||||
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馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | ウンブライル | 牝5 | 54 | 石川裕 |
2 | シングザットソング | 牝5 | 55 | 菅原明 |
3 | グランスラムアスク | 牝6 | 51 | 吉田豊 |
4 | フィールシンパシー | 牝6 | 54 | 横山琉 |
5 | アスコルティアーモ | 牝5 | 53 | 荻野極 |
6 | エリカヴィータ | 牝6 | 52 | 丸山 |
7 | カナテープ | 牝6 | 53 | 大野 |
8 | ラヴェル | 牝5 | 56.5 | 津村 |
9 | ミアネーロ | 牝4 | 55.5 | ディー |
10 | ウインエーデル | 牝5 | 52 | 原 |
11 | タガノエルピーダ | 牝4 | 54 | 団野 |
12 | セキトバイースト | 牝4 | 55.5 | 浜中 |
13 | カニキュル | 牝4 | 52 | 戸崎 |
14 | ラヴァンダ | 牝4 | 54 | 岩田望 |

東京Uトラックマン
美浦きっての頭脳派。昨年も2月の【2430倍】に始まり、ヴィクトリアM週に【1091倍】をお届け。今年も安田記念デーに【1077倍】ズバリ。
「レースビデオも取材ノートも自分の頭の中。やっぱり競馬は記憶の勝負」と豪語する“精密機械”。黒字収支はお約束で、馬券で勝っている勝ち組暴露マニアの間でも「丸乗りするだけで儲かる」「狙ったように注目馬が激走する」と信者多数。
◎リカード6人気
△ウィンターサン3人気
△ミヤグリフォン 9人気
- 3連複10万7740円的中
- 馬単7590円的中
2戦連続着外◎の激走を見抜いて特大万券!叩き3戦目の上昇度が決め手となった

【Uトラックマン】
今年はレース名や条件の変更がいくつかあり、府中牝馬Sもその1つ。
6月マーメイドS
(G3・ハンデ・阪神芝2000m)
↓
6月府中牝馬S
(G3・ハンデ・東京芝1800m)
10月アイルランドT府中牝馬S
(G2・別定・東京芝1800m)
↓
10月アイルランドT
(G2・別定・東京芝1800m)
府中牝馬Sは、マーメイドSの舞台を移した形になるが、このレース名自体は秋のG2戦の流用だから非常に紛らわしい。しらさぎS同様、新設重賞とみて取り掛かるべきだろう。
牝限ハンデ重賞特有の激走傾向

Uトラックマン
今回は、牝馬限定のハンデ重賞という大きな括りで見ていく。
年間でも芝の1600~2000mのレースしかないから、そこまでブレもないしな。
数ある傾向がある中で、特に見逃せないのが「前走からの斤量の変化」だ。
▼前走からの斤量変化(過去3年) |
||||
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斤量の変化 | 着別数 | 馬券内率 | ||
今回・増加 | 4-7-8-43/62 | 30.6% | ||
今回・増減なし | 3-0-3-42/48 | 12.5% | ||
今回・減少 | 8-6-3-89/106 | 16.0% |

Uトラックマン
意外と思う人は多いかも知れないが、前走から斤量が増えるパターンの方が好走率が圧倒的に高い。複勝回収率も増加:94%、増減なし:28%、減少:65%と馬券妙味もそれなりに伴っている。
大きな理由は2つあり、1つ目は斤量増陣営は強気になれる裏付けがある。
近走成績が振るわない馬やオープンでの実績がまだない斤量減陣営は「軽ハンデ戦を活かしてワンチャンあれば」という受け身の思考が目立つが、確かな実績、勢いがある斤量増陣営には「このメンバーレベルなら十分やれる」と勝負懸かりのトーンが目立つ。
というのも、大手一口クラブなどの牝馬は、繁殖入りがあるため遅くても6歳3月頃の引退が既定路線。実績のある牝馬がダラダラと現役を続けるケースは滅多になく、確かな勢い、実力のある馬が“斤量増”に集中するから自然と好走率が高まる。

Uトラックマン
2つ目は、重賞レベルで好走することのハードルの高さ。
重賞レベルになると、序盤のポジション争いやペースの推移がグンとハイレベルになるから、いくら軽ハンデでも最後まで踏ん張りきれないケースが往々にしてある。
対して、斤量増に該当するような実績馬であれば、そのレベルは既に経験済みで結果も残しているから、自分の走りに徹することで勝ち負け争いが見えてくる。
東京での牝限ハンデ重賞なんて、1988年の中山牝馬S(中山スタンド改修による代替)に遡るくらいレア条件。力を発揮しやすくて紛れが起きにくい舞台設定だから、斤量増の実績上位組には悪くない条件とみていいんじゃないかな。
気になる事前注目馬については木曜(16時頃)に公開するから、どうぞお見逃しなく。
●Uトラの気になる馬は・・・

Uトラックマンの
事前注目馬
ラヴェル
斤量は前走から0.5キロ増、トップハンデのラヴェルを選出する。
昨秋にプラス16キロと大きく馬体を増やし、ひと叩き後のエリ女は補欠一番手から繰り上げ出走のチャンスを活かして②着、続くチャレンジCを勝利。厩舎関係者も「古馬で成長する血統らしく本格化してきた。ユウガ(川田J)も褒めてくれたからね」と成長を実感していた。
春の3戦は、重馬場で参考外の金鯱賞(⑨着)と大阪杯(⑪着)、ヴィクトリアM(⑫着)のG1挑戦。前走も緩い馬場を気にしながら0秒6差なら悲観することはない。
この中間は1週前に12日のCW1番時計かつ自己ベスト更新とビッシリ攻めてきたように順調。「良い前向きさが出てきて、勝負できる仕上がり。今週はパンパン馬場でやれそうだから、この馬の走りが見せられそう」と、好走条件が揃ったとみて良さそうだ。

マンダケンタ
お忙しいところ、ありがとさん。東京開催も最終週、良い形で締めくくれるよう取材の方も頼むぞ。暑いから、くれぐれも気を付けてな。
じゃあ俺からも面白そうな馬を2頭。関係者からの情報を踏まえた府中牝馬Sの注目穴候補は「土曜日」に当ページで公開予定だ。

気づけば、競馬記者としてデビューして早ウン十年。暴露王が提携している凄腕トラックマン連中(現役記者)の中でも、俺以上に足で情報を聞き込んでいるヤツはいないと自負している。
立場上本名を明かすわけにはいかないので万券にちなんで"万田券太"ってことでよろしく。まぁ普段の現場でも「ケン」「ケンさん」「ケンちゃん」ってな感じで呼ばれてることだし、案外悪くない名前だろ?それじゃ、今週もとっておきの穴情報で重賞万券~!