提携トラックマンの裏ネタ

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ドバイミーティングについて
中東2連戦に潜む落とし穴とは・・・


爆穴スペシャリスト
【Oトラックマン】
世界が驚いたドバイの結末

競馬ファンの注目を集めたドバイミーティング。

やはり関心が集まったのはドバイワールドカップ。世界を相手に強さを見せつけていた、日本の怪物・フォーエバーヤングは、史上初となるサウジC→ドバイWC連勝の偉業が掛かっていた。

サウジC後、矢作先生も「ここから同じ状態で持って行くのはそう簡単ではない。ただ、そこにチャレンジしたい」と話していたように、難しい挑戦になることは織り込み済。それでも日本の競馬ファンの期待は大きく、単勝1.1倍の圧倒的支持を受けたな。

ところが...結果は③着。レース前からいつも以上にテンションが高く、本来の行きっぷりを見せることはなかった。

それに、ドバイターフに臨んだ香港の化け物・ロマンチックウォリアーもだ。優勝が確実視されていたが、いつものように馬なりで上がって行く姿はなく、ゴール直前で差されてしまう形に。日本馬ソウルラッシュに大金星を許す、まさかの結末となったわけだ。

「実力だけで勝てるほど競馬は甘くない」――そんな格言を、改めて思い出させられる結果になったことは言うまでもないだろう。

サウジからドバイ——連戦に潜む落とし穴

そして、何と言ってもサウジからドバイと連戦した日本馬の成績よ。

名前 レース(サウジ) 着順 レース(ドバイ) 着順
フォーエバーヤング サウジC ①着 ドバイWC ③着
ウシュバテソーロ サウジC ③着 ドバイWC ⑥着
ウィルソンテソーロ サウジC ④着 ドバイWC ⑦着
ラムジェット サウジC ⑥着 ドバイWC ⑨着
シンエンペラー ネオムターフC ①着 ドバイシーマC ⑦着
シンフォーエバー サウジダービー ②着 UAEダービー ④着
リメイク リヤドDS ⑦着 ドバイGS ⑩着

サウジが2月末、ドバイが4月頭。だからいまだに世間では「普通に考えてサウジ→ドバイが基本ローテでしょ?」なんて声も多いが・・・論外だよ。

実際に、今年このローテで挑んだ日本馬たちは、軒並みパフォーマンスを落とす結果になってたことは、一目瞭然だろう?

もともと、中東は砂漠気候で寒暖差が激しく、冬の日本から行くと状態を維持するのが非常に難しいんだ。

それに、サウジ→ドバイって「同じ中東だから近い」って思うかも知れないが・・・。実際は約1000km離れており、短期間で日本→サウジ→ドバイと空輸になるため、競走馬の精神的負担がかなり大きい。

加えて、UAE国内で7日間の検疫が必要になるから、スケジュールは以下のようになる。

①サウジC週に出走(2月下旬)
②翌週中にドバイへ空輸
③ドバイで7日間の輸入検疫
④検疫解除後に本格調整開始
⑤ドバイミーティング(4月上旬)に出走

つまり、サウジ→ドバイの連戦は見た目以上に難易度が高いというのが俺の見方だ。

関係者もその厳しさを改めて痛感した遠征だったんじゃないかな。この経験を踏まえれば、今後は日本からサウジ→ドバイとチャレンジする馬も、徐々に減っていく可能性が高いと思うけどな。

Oトラックマン
中山担当
Oトラックマン
[中山の爆穴スペシャリスト]

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