
―隠れポイントもGET!―
「心が折れてしまった…」
大江原比呂ちゃん引退の真相

東京の精密機械
【Uトラックマン】
大江原比呂ちゃんの引退について
まずはお疲れさん。
「つぶやき」でも触れられていたように、以前から燃え尽き症候群のような状態になっているという噂はあってね。
もともとデビュー前から減量に苦しんでいて、騎手学校を留年したほど。公式発表はされていないが、学校はとにかく体重管理に厳しくて、規定を超えると無条件アウト。
デビューしてからも減量苦は相変わらずで、8月の新潟では過怠金(50.0kg→50.5kg)。さらに9月には落馬で自爆し、なぜか巻き添えを食らったガンベさん(岩部)が制裁を食らったこともあった。挙げ句に10月には減量失敗で脱水症に。
その頃からかな。競馬に対する本人のモチベーションがなくなっているという話がちらほら聞こえ始めたのは。
「競馬とは距離を置きたい」
以前はエビショー(蛯名正厩舎)のところで助手をしている親父が「乗せてやってください!」と熱心に営業してたんだが、ある時から「危機感がない。努力をしない」と諦めたような様子を見せるようになってね。
実際、去年の暮れ頃には朝の調教でも全く姿を見かけなくなって、「いよいよ辞めるんじゃないか」という話も出ていたのは事実。だから、今回のこともそれほど驚きはなかったな。
武市先生は「ジョッキーを辞めても、助手としてうちで働かないか」とオファーを出したようだが、比呂は固辞。「競馬とは距離を置いて、第二の人生を歩んでみたい」と言ったそうだ。
もともと天然系で、良くも悪くも楽しさを優先するタイプだったし、外の世界にも興味があるように見えた。まあ今だから明かせるが、ローカルでは、結構はっちゃけている姿をよく見かけたもんよ(笑)。
6月に初勝利を飾ったときは、本当にいい笑顔を見せてくれたし、夏も「教習所に通い始めたんです!」と嬉しそうに話していたんだが……。きっと本人の中でも色々と葛藤があったんだろう。
とはいえ、俺も決して胸を張れるような生き方をしているわけじゃないし、説教する柄でもない。武市先生の「残念だけど、合う合わないがありますし、まだ20歳。いくらでも生き方はある。恥ずかしい決断だとは思っていません」という言葉に尽きるよ。

美浦きっての頭脳派で、ヴィクトリアM週にも1091倍をお届けしたばかり。「レースビデオも取材ノートも自分の頭の中。やっぱり競馬は記憶の勝負」と豪語する“精密機械”。黒字収支はお約束で、馬券で勝っている勝ち組暴露マニアの間でも「丸乗りするだけで儲かる」「狙ったように注目馬が激走する」と信者多数。